栃木小松フォークリフトは、
フォークリフトの新車、中古車販売及びメンテナンスやレンタル・リース、
そのほか荷役機器(リフター、パレットトラックなど)、倉庫機器、環境機器(床面清掃機、高圧洗浄機、スポットエアコンなど)の販売やメンテナンスを主な内容としています。
フォークリフトってなに?
初めてフォークリフトが登場したのはアメリカ合衆国で1920年代にエールやクラークなどの複数の企業によって開発(誕生)されました。日本では「腕昇降傾斜型運搬車」という名前で1939年と意外にも昔から存在していましたが、まったく普及しませんでした。ただ終戦後に、米軍がこれらを日本に持ち込んだことにより認知が拡大し、利用されるようになりました。
フォークリフトは自動車の一種です。荷物の下にフォークのような形をしたアームを差し、上下して持ち運びます。 工場、倉庫、港湾、市場、貨物基地で活用される代表機種です。フォークは食べ物を食べる食器で、リフトは上げ下げを指しますから、イメージしやすく、車名として非常にわかりやすいです。
持ち上げる能力は小さいもので1トン、大きいものになると40トンまであります。 小回りが効く利点があり、トラックと倉庫の間の運搬や、 工場内の製品や部品等の荷物を積んだり降ろしたりします。また、荷物の形によってフォークの形ではなく付属装置を交換して作業効率を上げていきます。
フォークリフトの構造
フォークリフトの各部名称と役割
- ①ツメ(フォーク)
- ツメともいいますが、パレットなどを持ち上げて荷役するのに使います。
- ②バックレスト
- フォークの上に載せた荷物がマストの後方に落下するのを防ぐための荷受け枠のことです。
- ③マストチェーン
- ツメ(フォーク)を上下させるためのチェーンです。最大荷重の5倍の強度が必要とされています。
- ④マスト
- フォークを上下させるために必要なレールの役目をしているものです。インナーマストとアウターマストに分かれています。インナーマストを上にスライドさせることにより、フォークを高く持ち上げることができます。
- ⑤スプロケット
- 油圧でインナーマストを上下させると、インナーマストに固定されているスプロケットによりマストチェーンも上下し、マストチェーンの一端が固定されているバックレストごとツメ(フォーク)が上下します。
- ⑥ヘッドガード
- 荷物の落下による運転者への危害を防ぐガードです。かなりの強度で作られていて、フォークリフトの最大荷重の2倍の強度が必要とされています。
- ⑦オペレーターシート
- 操縦者の座席です。
- ⑧ティルトシリンダー
- マスト全体を傾けるための油圧シリンダです。これでツメ(フォーク)先の傾きを調整をします。
- ⑨カウンターウエイト
- ツメ(フォーク)に掛かる荷重に対しての釣り合いおもりです。
フォークリフトの操作部名称と役割
- ⑩パーキングレバー
- 車両の移動をとめるための制動機構です。駐車ブレーキ
- ⑪ハンドル
- ハンドルを操作し、回転させて進行方向を調整するための環状の部品のこと。舵取り装置
- ⑫ブレーキペダル
- タイヤの回転数を減らしたり止めたりするためのペダル。これを踏むことで各タイヤが制動される。
- ⑬アクセルペダル
- 加速させる際に踏むペダル。これを踏むと車輛が加速し、踏み込みをやめると減速します。
- ⑭マルチモニター
- アワメーター(使用時間計)、車速、前後進レバー位置など、さまざま情報を表示します。
- ⑮リフトレバー
- ツメ(フォーク)を上下させるレバー。
手前に倒すとツメ(フォーク)が上昇し、その反対に車体前方に倒すとツメ(フォーク)が下降します。 - ⑯ティルトレバー
- ツメ(フォーク)先を傾けさせるレバー。
手前に倒すとツメ(フォーク)先が上に傾き、その反対に車体前方に倒すとツメ(フォーク)先が下に傾きます。 - ⑰方向指示器スイッチ・ライトスイッチ
- 方向指示器スイッチを車体前方にすると、左の方向指示器が点滅します。手前にすると右の方向指示器が点滅します。
ライトスイッチを入れるとフロントライトが点灯し、切ると消灯します。
- ⑱警音器スイッチ
- 押すと警音器が鳴ります。
- ⑲前後進レバー
- 車両を前進や後進させるためのレバー。
車体前方にすると前進、手前にすると後進します。中間にするとニュートラルになります。
フォークリフトの種類
- カウンターバランスフォークリフト
一番、使用されているのが、カウンタバランスフォークリフトと呼ばれるフォークリフトです。 フォークリフトの中でも稼働数が一番です。タイヤの角度が70度以上回るため、小回りも利きます。
- サイドフォークリフト
車体の前ではなく名称の通り、横にフォークが付いたフォークリフトです。長い建材であるパイプや木材などを運ぶときに使用されます。
- リーチフォークリフト
立って運転することができるフォークリフトです。またタイヤが90度近く回ることができ、機動性もカウンターバランスフォークリフトにくらべると高いです。室内でよく使用されます。不安定であるため、転倒事故が多く初心者は運転注意です。
- オーダーピッキングトラック
- 荷役装置と共に動く運転台があるフォークリフトで、棚に置かれた品物のピッキング作業に使用されるフォークリフトです。
など他にもまだあります。
フォークリフトの動力
・内燃機関式
ガソリン車
ディーゼル車
LPG車(液化石油ガス)
CNG車(圧縮天然ガス)
・蓄電池式(バッテリー車)
フォークリフトの運転資格
物流現場で荷役作業を行うフォークリフトを操作するためには、労働安全衛生法により資格を有することが義務づけられています。
・最大荷重1t以上のフォークリフトの運転にはフォークリフト運転技能講習修了証が必要です。
・最大荷重1t未満のフォークリフトの運転は、特別教育の修了が必要です。
※受講資格 満18歳以上